(7)-「キシリトールって何?」
最近ガムやタブレットなどに甘味料としてキシリト
ールが使用され多くの製品が販売されています。キシ
リトールは食品添加物として使用が認可されたもので、
フィンランドでは古くから白樺の樹液に含まれる天然
甘味料として使用されていました。キシリトールは
このほかイチゴやラズベリーやバナナ等の果実やレタス、
タマネギ、ニンジンなどの野菜にも含まれています。
キシリトールは糖分であるのに酸を生成しません。酸の
生成状態は蕉糖を100とするとキシリトールは0を
示します。このため歯のエナメル質を犯さずむし歯の
原因にはならないとされています。
パラチノースやソルビトールなど、むし歯になりにく
いとされている甘味料も長期間摂取し続けると口腔内
の細菌が順応して砂糖と同様に酸を生成することが知
られています。しかしキシリトールは長期間摂取し続
けても、口腔内の細菌は全く順応しないことが多くの
研究から実証されています。さらに歯垢と細菌そのも
のを減少させる働きも持っています。またキシリトー
ルには抗菌作用をもつ唾液の分泌を催す働きもありま
す。
このことは子どもの幼弱な歯において、唾液中の
カルシウムが取り込まれ歯の硬度を高めます。キシリ
トールとは別に大豆タンパクの中に多く含まれている
グリシンというアミノ酸はミユータンス菌の活動を抑
え、増殖阻止作用をもっており、大豆を原料とする食
品の摂取は有効です。またエナメル質を強くする働き
があるフッ素はイワシなどの魚類や海藻、牛肉に含ま
れています。また歯や歯ぐきを保護するものとしてお
茶に含まれているタンニンが有効とされています。こ
のように、かしこく食べて上手に歯を磨くことが重要
です。